伸びやかな注口と把手の付いた水注。
耳の大きな獅子が頂に乗った被せ蓋がついている。青白磁とは白色磁質の胎土にかけられた透明釉の中の微量の鉄分が還元焔焼成されることにより青みを帯び影青とも呼ばれた。江西省をはじめ中国南部の広い地域で製作された。
この形状は出光美術館所蔵品が著名であるが、本品は一層影青の美しさを発撥している優品。注口と把手の付け根には花形の飾りがある上手品。肉厚の丸っこい胴は堂々としていてそれが細く鋭い注口と把手を一段と際立たせている。12世紀初頭の作。12世紀に描かれた著名な「韓煕載夜宴図」には百人余の妓女を侍らせ、卓上に置かれた影青水注・盃托等同様品が見られ興味深い。
香港収蔵家放出品。
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