DK-898 双魚紋鏡

時代:唐時代(AD618~907)、サイズ:径 9.8cm×厚さ 0.6cm、重量 200g

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双魚は古来、男女の仲睦まじさを象徴するものとして、あるいは豊かさを示すものとして工芸品の象徴にも多用されてきた。

「魚」の発音は「余」と同じ。ゆとりある暮らしを象徴した「余」に通じる魚は吉祥。中国では魚と言えば淡水魚を言う。その象徴が鯉。「鯉」は「利」と同音であることも珍重される理由。陰陽思想から対にして一つのものとして良く描く。

魚も二尾向かい合わせた「双魚紋」は漢時代にすでにあった。
双魚紋鏡は12~13世紀に中国北部を統治した金王朝で流行した。手持ち鏡。

定形化した魚になる前の勢い有る捻魚・波涛紋が魅力。














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