口は大きく開き、上に二本の小柱が立っている。器腹下部は膨れ、器底は平ら、足は三角錐形で中空である。胴部中央にはき龍文が、下部には渦文を飾っている。二里岡期の器物よりやや遅い時期のもの。遺品は極めて稀少。 き龍文は一本足の龍の姿をした怪獣。この怪獣が水中に出入りする時、必ず嵐が起こると古代人に信じられていた。