蓮弁台上に、八角形屋根を持つ八面体筒が被さる。蓮台内部には蓮弁が施され、白線入れ紺色ガラス瓶が置かれる。八面には天部像を一躯づつ線刻して表す。蓋頂上には蓮花がガラス瓶の蓋も蓮花が乗る。身側面に天部像を表す舎利容器は中国・唐代に散見することができ、本品はそのような作品の影響を受けていると推測できる。ガラス瓶はローマングラス。本物に似せて作られたこの仏塔にはチベット仏教建築の特徴が表れている。隋唐の時代、仏教は在来宗教の道教をしのぐまでになり、舎利が安置され奉納が始まるなど大きな変貌をとげた。
参照 : サザビーズ 2005/9 ニューヨーク |