入隅形長方形板上、彩絵を施す大型鏡。布地を湯で湿し、または湯気に当てて皺などを伸ばす湯熨の図。 胸までの長衣と上衣を着た3官女(2人は両端を持ち、1人が銅製湯熨を当てる)と手伝う少女と興味深げに下から覗く少女を描く。この図柄は北宋時代徴宗が模写した張萱の「搗練図」(ボストン美術館蔵)と酷似している。唐時代の絵画資料の少ない中で、当時の風俗・平穏な宮廷生活を知ることができる貴重資料。湯熨は(火熨斗)は高貴な身分の象徴。 参照本 : 世界美術大全集D 五代・北宋・遼・西夏