青見の薄板を用いて花唐草を全面に配し、鈕の周囲には一角獣の雌雄を4頭描く。素文の鏡の上に漆を厚く塗って、青貝の薄板を貼り付けて塗りこんだ上で、上面を削って研ぎ出す平脱と呼ばれる技法が用いられている。本来は漆器の技法であったものを鏡に応用したもの。本鏡の漆は、これが現状を止めるとすれば砂粒状の物質を含んでおり、六朝の漆砂硯と技法的につながる要素を持つものかもしれない。 参照 : DK-534