厚い鍍金を施し、緑松石と紅玉随を錯する蒜頭瓶。柑子口それぞれの突起に花文を線刻、中央と上部に緑松石を、頭部は線刻鋸歯文が施される。胴型上部は帯状鋸波紋を線刻し、中央に鋲形緑松石・雫状紅玉随を錯。裾部は帯状内双鳳凰文を線刻する華麗な作品。 錯技法は古代ギリシャをはじめとする西方の国々で盛んであったが、中国では精密な鋳造方法と銅鉄製工具の発明とが相まって春秋中期に始まる。