胡人が蹴鞠をする態様(胡騰舞)と犬が寄り添う様を造形し、左右の手に龍首が延びた燭受皿が付く。胡人の衣服を始めとし、犬・台など全面に金銀象嵌を施す華麗な作品で、高級貴族の豪華な生活を偲ばせる。初見の優品。
胡騰舞は胡人の男性による独舞で、舞踏は急ピッチで変化に富むステップを主とし、間に難度の高いジャンプやトンボ帰りなどの技が入る。身には長いベルトを締め、足には胡靴を履き、身体には胡衫を被る。
皿に油を入れ、灯心を立てて火を灯した。人物が手に灯盤を持つ形式の品は早く、戦国時代の銀首人形灯、漢時代の銅俑灯などが知られる。富家の墓にはしばしば燭台を置いて永遠の灯りとした。
西安著名収蔵家惜放出。
参照 : GK-312
参照本 : 中国文物精華1992 | 悠久の美 中国国家博物館名品展 |