DK-511 銅冑
時代: 商時代(前13〜11世紀) 、サイズ:高さ 19cm×横 18cm×奥行 23cm
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一鋳で鋳造された冑。戦車兵にとって不可欠の防具。正面に饕餮紋を飾る。後頭部に筒状のものがあるが、装飾のための羽根などを差し込んだもの。この冑は商代後期の安陽殷墟候家荘西北岡1004号大墓の南側墓地で100個体以上出土した冑とよく似ているが、本品は見事な金銀緑松石象嵌が華麗に施されており、大将級の品であろう。陽を浴びて光り輝く様は、戦士の得意気を彷彿とさせる。初見品。近時洛陽郊外出土。
広い中国ではいつ・どこで・何が発見されるかは全くわからない状況といってよい。下がって西周時代になると饕餮紋も無いシンプルな形状となる。遺品で知られる最古の冑であり、古代兵制を知る上で貴重資料。戦国時代に入ると更に精微華麗となる青銅工芸品の魁といえる。こういう素晴しい遺物をじっと見ていると、この時代によせる興味が湧き上がってくる。戦いに明け暮れた人々はその荒んだ心の支えとして激しく美を求めたのは日本の刀剣や甲冑と共通する。

参照本 :中国国宝展保利蔵金中国古代軍戒服飾中国美術全集C青銅器@








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