勾状の刃が付き、右側には渦文を刻した円形部が付き、差込基部は葉文が装飾される。特異形状の戟。右の円形部は恐らく大きく突出た勾状刃とのバランスで考えられたのであろうが、実戦用でなく戦場で指揮を執ったり儀杖式典の時に用いた。
基部柄穴は菱形状で基部に止め具穴が穿たれている。戦国時代には戦争が頻繁に起こった為に武器の鋳造技術においても大変革が行われ、実戦向きとなった。戦国の世に生きる戦士らしく、男性の埋葬墓からは、戈・矛・戟・剣などの武器が発見されるのが常態。鋳上がりは精巧。中原の武器と相違する異形武器
参照本 : 故宮博物院蔵 文物珍品全集 青銅礼楽器 |