麒麟の形をした伏獣鈕の回りに様々の姿態をとるサン猊8頭が鈕を中心にして十字形を描いて旋回し、蔦から多数の葡萄と実を派生させた流麗な葡萄唐草文を表わす。鋳上がりも鋭く、文様表現も軽快華麗で鮮明且つ良好である。錫の含有率が高く、白っぽい銅色を呈する白銅製。 海獣葡萄鏡は正倉院にも蔵される。当時揚州は銅鏡製造の中心地であって、唐朝に献上する鏡の主要産地であった。 参照 : DK-339