鴟きょうとはミミズクの、尊は酒の容器。頭部は蓋となる。全身饕餮紋をはじめ、様々な文様がちりばめられている。
鴟きょう尊は商代後期には時折見られる機種であるが、西周になって無くなるのは商王朝の人と西周王朝の人ではミミズクに対する観念が異なっていたのであろう。鴟きょうは夜に活動することから悪霊を防ぐものとして神格化され、青銅器のモチーフに多く使用されている。腹部に饕餮文、翼は龍がトグロを巻いた形状で表わされている。龍の隙間は渦巻文を地文にした鱗文で埋められている。
クリーブランド美術館、泉屋博古館に類品が知られる。 |