DK-330 立牛曲管紅雀文銅葫芦笙
時代:戦国時代 、サイズ:高さ 28cm×横 10.5cm×奥行 9cm
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葫芦形の柄部は湾曲し、背面に1ヶ表面に2ヶの孔が開けられ、柄端には牛が飾られる。牛は両角を持ち尾部は下に垂れる。胴部表裏面には孔雀を線刻する。笙であって、演奏方法は現在の笙と同じ。

雲南民族・テン国の作品。テン族は前漢の始め、絶えず周辺の民族に対して征服戦争を挑み、土地を占領し、奴隷を捕虜にし、家畜を掠奪して富と政治力を拡大した。彼らは民族特有の発達した青銅鋳造技術を利用して、写実的な芸術手法で、青銅器製品を造りだした。「牛」は彼らの先祖が崇拝したトーテムであり、民族精神の象徴であった。孔雀もテン族銅器にしばしば装飾されている瑞鳥である。本来はこのいつくかの孔に竹管が挿し込まれていたもの。今まで発見された最も早い笙類の楽器。ちなみに現代の竹製笙は鳳凰の形状を模している。現代の雲南では、少数民族がまだ葫蘆笙を使用している。

参照本 : テン国青銅芸術









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