伏獣鈕の回りに2羽の鳳凰と疾駆する一角獣と馬が描かれる。その間には可憐な花をつけた植物とこれに戯れる蝶が見える。一段高い外周には飛鳥と草花が4ケ所ずつ交互に描かれる。内区の文様と同じく鼻には蝶が舞い飛ぶが、2ヶ所は蝶が蜂に置き換えられている。外縁は円形でなく8ヶ所に稜角を設けその間が内側に刳り込まれて、全体が花弁のような形にしつらえられ、中の文様ともよくつりあいが取れている。文様的にも盛唐時代の鏡の文様は、思想性が影をひそめ、これに代わって人々の趣向を敏感に反映した、写実性・装飾性に富んだ図柄がもてはやされるようになる。 |