3足は象鼻の形状。遊環が下がる双耳の象鼻で、胴は簡略化された鬼面が陽刻、蓋は獅子鈕。猥雑になりかねない意匠を、品良くまとめているのは流石。本来は仏器や聞香の器から転用された香炉は、茶席の雰囲気を崇高なものに引き上げてくれる役目をもつ。