弓を発射する装置の事を「機」といい、弦を引っ掛けたり放したりする機構には加工が容易な青銅が使われた。望山(照準)懸刀(引き金)牙(弦をかける部分)鍵(軸止め)等6ケの部分で組立てられている。三国時代には強力な弩が用いられ始め秦、始皇帝軍においては重要な遠距離発射兵器であった。
弦を人力で引く弓は弩と比較して威力は劣ったが、次の矢を発射する間隔は弩に比べはるかに短い利点があって、すたれることなく近代まで使われ続けた。しかし弓の有効射程は最大100m程度で、命中させる為には高度な技術が要求される難点があった。高く突出た部品は照準器の役目をしている。漢代の土偶で楼閣上の四方に弩を構えた警護の兵士が表されている事も多い。弩に渡される弓は合板の強弓であり、張力は一般のもので180Kgもあり、射程距離はゆうに200mを越え、飛行距離となると更に遠い優れものであった。
参照 : DK-119 、 DK-120 |