DK-132 銀鍍金鳥華文薫球
時代: 唐時代 、サイズ:径 8cm×鎖長 18.5cm
価格: \

身や服に香りをおびる為に携帯する香り袋に類する。内部の小皿に香を入れて焚きしめ、上部についた鎖を腰帯などに留めて使用した。内部の小皿は二重の鐶によって支持され、それらの鐶は各々独立して回転する仕組み、所謂ジャイロスコープの原理である(この原理の発明は、西方に比べ八〜九百年ばかり先んずる)。常時携行するには扱いにくい大きさであるので儀礼用に製作されたものであろう。法門寺塔基地宮から径12,8cm・径5,8cmの2種類が出土している。

半球形に成形した蓋と身を蝶番によって繋げて開閉できる仕組みとし、蝶番と対称位置の蓋側面に鉤り針状の金具を付け、携行時にも蓋が開かないよう身側面の小鐶にかけて固定する。表面には唐草文を刻み、瑞鳥を上下面に四羽づつ飛び交う配置としている。鳥と口縁部・内部の小皿外面に鍍金を施す。香りが漂うための小穴を多数開けるという実用上の配慮など全体に巧みな設計がなされ、貴族層の豪奢な生活を偲べる。
類する品は正倉院にも蔵されている。







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