銀製。 打ち出しと透彫の技法を併用し、番の鴻(大形の雁)が何組も飛び交う様と、円紋が連なったいわゆる「七宝繋ぎ」の紋様を表した手提げ式の籠。茶を容れて乾燥させるのに用いられてと考えられている。 唐代の茶葉は葉を蒸して固めた餅茶といわれるもので、それを小型の臼で挽いて使用した。円筒形の身の上にこんもりと盛り描く把手が取り付けられ、洗練された仕上がりをみせる。 「品」字を形成する3枚の花弁が足となり、それは胴体部分に溶接されている。ほぼ同形状の鍍金の品が陜西省法門寺から1987年出土している。