頭光だけを背にして立ち、像身の肉取りが豊かになり、四脚座の刳りが蓮弁形となる。これらは隋時代の仏像の特徴であって、唐に近くなると僅かながら姿態に動きがあらわれる。初唐の形式がまさに始まろうとする頃の形式。 小像ではあるが、極めて細緻な部分まで抜けが良く薄作りである事、後背と衣紋の透かしが細かく成されている事、鋳成後の彫刻の入り方等全てが上手品の小金銅仏。 右手に柳枝、左手に水瓶を持っている姿から、楊柳観音と称される像。