戦国時代の鋳銅器の装飾は細密な文様を印状に彫刻し、これを繰り返し圧印するか、圧印したものを貼りあわせて型づくりされているが、細文地鏡と通称される戦国〜前漢初期の鏡もこれと同様の文様表現がなされた。王文の4頭の獣は熊といわれている。
文様部分は鋳肌をそのままにしてあるが、縁と鈕座のヒ面部分は丁寧に研磨されており、このような作法は以後の造鏡にたえず受け続けられた。かつては破片を接合した同手品が和泉市久保惣美術館蔵で著名であった程稀少品。美しい白銅製は珍品。中国南部にあった楚の国で作られた可能性が高い。
参照 : DK-052 |