葡萄唐草文はギリシャ・ローマなどの西方から伝来した文様であるが、その上に中国風のへいげいや飛禽・蝶・蜻蛉などを配したもので、唐代以降愛好された。鈕は円鈕で縁に沿って朶雲文を並べている。全体に瑞鳥・瑞獣と大きな粒の葡萄・繁茂する枝葉が表される。
葡萄は西アジアあるいは中央アジアが原産で内陸交通路を通じて中国に伝わった。唐時代には葡萄文が愛好されたが、多産、子孫繁栄の象徴と考えられた事と関係している。外区には瑞鳥瑞獣を、内区には瑞獣を葡萄・唐草模様が極めて明瞭に表現されており鋳上がりは鮮明かつ良好。大型銃の持つ迫力・重厚感がある。 |