戦国時代の鏡は、横断面が凹曲する形の縁、細文地模様、三弦鈕という3つの要素を備えている。
この細文は神獣の頭部の角、あるいは羽翼をあらわし羽状地と通称されており、その羽状の地文の鋳あがりはすぐれて鮮明。 地文の上に吼え猛るのは四頭の熊。俗にカンガルーなどと言われるが、それは「動物意匠」の影響であろう。
これほど大きな品は希少であり、極めて貴重。伝世味も嬉しい。「詩経」には熊の夢を見るのは吉夢で男子の生まれる事を意味すると述べられている。中国南部の楚の国で作られている。熊の文様の愛好は、中国南部の文化から始まったといわれる。中国古鏡は20cmを越えると一段と高価となる。
香港著名収蔵家放出品。 |