古代中国に起源する龍は、揚子江流域の先史時代に遡り、雨や水流と関係が深く、天に昇る水怪と信じられた。商・周時代の青銅器・玉器の模様から漢時代となって、様々な動物の要素を合成した竜の形式が完成した。旗竿・馬車等の飾具として作られたと思われる。造型は迫真的であり、鍍金も厚く美しい。朝鮮・日本にも影響を与え、同様品が見られるが、流石中国の造型は力強く迫真的。日本においては幡を立てるための仏具となり、口の中に束をたて、そこに幡の紐を結び付け垂らして使用している。東博蔵の1443年銘の銅龍頭が知られる。