上から下へ向かって二匹の龍が密に円筒車軸上、銀象嵌されている。古代中国金 工品の魅力を堪能させる金工品。いわゆる車軸金具薄巾と、極細の銀をこのように象嵌する技術は今もって驚異といわれる。真中は柄穴が1ケ穿たれる。
戦前からの日本伝世品で風土に慣れた古銅味が魅力的。流れるような龍の体と力強い足爪は戦国時代独特の呪術的香りが漂う。雲気文・渦文は多いが龍文は珍しい。
実用された車馬具は堅固な地金が用いられており、その金味も又、今日世界的に愛 される原因の一つとなっている。2000年余を経て、極薄の銀象嵌が剥がれる事無
く残る驚異の技術は見事という他ない。
参照 :
DK-018
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