その他の唐の陶磁 Page1
CU-017


黄釉緑彩人物文水注

● 時代 : 唐時代(9世紀)
● サイズ : 高さ 20cm×胴径 18cm×13cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙窯。
口部が直立し、面取りをした短い注口と把手を付け、胴の四箇所に縦に凹みを付けて瓜形に作っている。伏籠を持ち、虫を取ろうとする童子が生き生きと描かれている。長沙窯の絵付けは文様の種類が極めて豊富で自由奔放・独特の生気を持っていて、見る者を楽しませてくれる。1000年余前の子供の風俗もわかるのは貴重。鳥・鹿などの文様がほとんどであり、人物は稀少。長沙窯は初めての釉下彩磁器、つまり釉薬の下に絵付けをしており、宋代に盛んになる釉下彩の先駆的なもの。手取りは大変軽い。額の前に劉海髪(女性や子供が額の前で切りそろえて垂らした短い髪)を残し、袖口が小さく丈の長い服を着ているのは典型的な宋代の子供の姿であり、庶民の生活を題材にした作品は庶民を主な販売対象としていた磁州窯に引き継がれる。長沙窯は現在の湖南省長沙に王都を置く五代十国の一つ「楚」の国で焼かれた。

参照 : CU-008
参照本 : 中国名陶展
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CU-015 CU-016


青釉褐彩鳥文獣足盤


緑褐釉貼花人物文杯

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 9.5cm×径 23.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙銅官窯。
薄黄色地上、褐色と緑色の二彩で草花と鳥を生き生きと描いている。爪が線刻された3個の獣足が付けられた珍しい器形。

参照 : CU-007
● 時代 : 隋〜初唐時代
● サイズ : 高さ 7cm×口径 9.9cm
● 価格 : \ 問い合わせ

こうした金属器を写した型作りの作品が、7世紀代に遡ることが近年の発掘資料等で明らかになった。いかにも金属器を祖形としながらも、金属器では表現できない色彩感に溢れた作品。初期唐三彩らしい清新な気分といえようか。外側には緑釉、内側には褐釉が掛かるのは出光美術館蔵 「緑褐釉獣首八角杯」と同様。

参照 : CU-009
参照本 : 平凡社版 中国の陶磁B三彩
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CU-013 CU-014


青釉褐彩鳥文碗


黄釉絞胎三足盤

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 6.2cm×口径 18cm
● 価格 : \ 300,000

長沙銅官窯。
長沙窯は青磁窯の一つである岳州窯の技術と様式を継承・発展させて輸出向けの製品を量産した。水注は特に東南アジアや西アジアなど世界各地で好まれ、大量に輸出したため出土品が多いが、碗は稀少。

参照 : CU-007
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 6cm×径 23.7cm
● 価格 : \

外反する口縁を持ち、三足の獣足が付いた盤。貴族の実用金属器を写している。
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CU-011 CU-012


黄釉絞胎多足円面硯


黄釉褐彩鳥形水注

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 8.5cm×横 18cm
● 価格 : \ 問い合わせ

15個の獣足に支えられる辟雍硯。六朝時代 3・6・8個の獣足硯が青磁で多く造られたが、隋〜唐時代になると多足となる。中国では硯面中央が突起し、その周囲に海が巡る円形硯は、その形を周代の大学名になぞらえて辟雍形硯と名付けている。墨流しのように見える文様は、白土・赤土の二種類の異なる胎土を練り合わせて切り、偶然に生じた縞文様を利用したもの。硯面を除く総体に黄釉を掛ける。表面には墨痕が残る遺品も知られ実際に使用されたものであると知れる。正倉院宝物の中に八世紀始め頃の墨の実物が伝来しており、当時既に固形墨が普及していたと推測される。

参照 : CS-062CS-116CU-004CC-139
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 6.5cm×胴径 11.2cm×奥行 10cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙窯。
張りのある扁平な胴に、鳥の翼と尾が付されている。器物に動物の体の一部分を付けて、全体を動物の姿に見立てる古越磁以来の造形が、唐時代後期の長沙窯に受け継がれていることがわかる。初唐に始まり、五代から宋の初期まで盛んな活動を続けた長沙窯は、11世紀には急速に衰滅する。
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CU-009 CU-010


緑褐釉貼花人物文杯


黄釉絞胎盃

● 時代 : 隋〜唐時代
● サイズ : 高さ 6.5cm×口径 9.6cm
● 価格 : \

側面には笛を吹き琵琶を抱える胡人の2態様が、ビーズ状連珠紋で囲まれ7個貼花される。下地に黄釉を、外側面には緑褐釉を掛ける。貼花文による装飾は北朝〜隋・唐時代に盛んに作られており、金属器・ガラス器を倣している。
南北朝時代、華北に胡族の国々が成立すると、シルクロードや草原の道を通って西方の金銀器・ガラス器・貨幣など多くの珍奇な文物が中国に齎されたことの影響であり、エキゾチズムを醸す作品。ソグディアナ出身で、隋の王室技芸院の長官となった何惆はガラスまがいの緑磁を作ったといわれるが、こんな作品であったのであろう。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 4.6cm×口径 6.9cm
● 価格 : \ 問い合わせ

墨流し状に異なった色の二つの土を練り合わせて縞模様を表わしたものを「練上手」 「鶉手」という。絞胎陶は轆轤水引きによる成形が出来ないため、その成形はなかなか難しい。大理石のような美しい縞目をみせる。
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CU-007 CU-008


青釉褐彩鳥文碗


黄釉緑褐彩貼花人物文水注

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 6.5cm×径 18.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙銅官窯。
唐時代の陶磁器を見渡すと、北方のケイ州窯、南方の越州窯の他に極めて独自の性格を持つ湖南省長沙窯の彩絵磁がある。彩絵による彩色を最初に広範に採用したのは長沙窯だった。彩絵装飾には釉下彩の他に釉中彩もあり、主要な技法である釉下彩は緑・褐・紅などの色を使う。中国国内墓ではあまり発見されず、揚州や寧波など主要な港湾地区から出土するし、諸外国での発見例も多くの地域に広がっている。こうした事実は長沙窯の作品が当時、輸出用だったことを示している。
長沙窯は8世紀の後期に始まり、9世紀の中・後期に盛期を迎え、10世紀以降衰落に向かった。生き生きとした線描は極めて巧みである。なぜか水注の遺品は多く知られるが、碗は稀少。

参照本 :
・中国名陶展・中国陶磁2000年の精華

平凡社版 中国の陶磁C 青磁
● 時代 : 唐時代(9世紀)
● サイズ : 高さ 18.5cm×横 17cm×奥行 14cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙窯。
胴面3ヶ所に合掌人物俑を貼花し、間は緑・褐釉で点彩を施し、肩には2ヶの笹耳、面取りの注口、取っ手が付く水注。長沙窯は湖南省長沙市望城県銅官窯から石渚湖一帯にあり中国陶磁史上、釉下彩技法の基礎を完成したことで著名。長沙窯は古文書に記されておらず、唐代に始まり、五代に終息した約300年余の短命の窯であったことが発掘調査によりわかった。また越窯・ケイ窯と並んで遠くはアフリカでも発見されており、唐代東西文化交易の一役をになった。
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CU-005 CU-006


青釉褐彩鳥文碗


黄釉絞胎盤口壺

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 6.5cm×径 18.2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

長沙銅官窯。
褐色と緑色の2彩で草花と鳥を描いている。素早い描き慣れた筆さばきが、鳥を生き生きと描写している。長沙窯は単純な青磁より一歩進み、青釉褐彩・青磁褐緑彩などの品種の焼成に成功し、かつ三国時代の釉下褐釉を踏まえて、釉下多色彩の装飾技法を生み出した。元・明・清の磁器の釉下彩絵装飾の発展は、この基礎の上に立っている。唐代中期に始まり晩唐が最も盛んで、五代に衰退した長沙窯の作品は、唐代においては重要な輸出品で、日本・朝鮮・東南アジア・西アジアの諸国で出土する。
● 時代 : 唐時代
● サイズ

: 高さ 11cm×横 10.5cm

● 価格 : \ 問い合わせ

盤口状の口縁を持ち、短い頸部で体部はやや下膨れの器形。底面も総釉。絞胎には全部絞胎のものと、、胎の厚さの3分の1が絞胎で、3分の2が白胎のものもある。この壺は前者に属する。
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CU-003 CU-004


緑釉水注


緑釉紋胎多足円面硯

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 22cm×胴径 11.5cm×11.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

胴・頸が長い瓶、或いは壺の側面に縦に把手を付けた注器は、ギリシャのオイノコエや西アジア各地の水注など、紀元前2000年を超えるころから用いられていた。これらは酒器であると共に乾燥して水が貴重な地域で把手水器としても用いられた。口縁を三曲させる口造り、後に中国の器物について「弁口」と称する注器は、本来銀器として盛行した。まま銀器が発掘されるが、多く鋳潰して再利用されたため依存品は少ない。いわゆる「胡瓶」の形状であり、前面に貼り付けた綬と葉形の装飾によって初唐7世紀の作品と知れる。把手の上部の人頭、口縁の両側の三角形の凸起は平板な蓋を支えるための金属器を写したもの。白磁作品は知られるが、緑釉は稀少。西域風の濃厚な中に高潔の気の溢れた作品。
● 時代 : 唐時代
● サイズ

: 高さ 3.9cm×横 5.9cm

● 価格 : \

9足の獣面に支えられる辟雍硯。合子・壺をはじめとする三彩小品も実用の器ではなく明器であるが、作行は大作と変わらず丁寧で魅力があり、収蔵分野となっている。練上手の技術は、唐代技法の中でも最も手の込んだものの一つ。

参照 : CS-072 CS-062CS-030CC-139
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CU-001 CU-002

黄釉紋胎壺

緑釉絞胎双耳壺
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 10cm×胴径 9.3cm
● 価格 : \

紋胎陶は轆轤水挽きによる成形が出来ないため、その成形はなかなか難しい。黄・褐色2種の胎土を練りこんで作られ、2色の胎土が見せる文様は行雲流水に似て、大理石のような美しい縞目を見せる。紋理が見せる抽象的な美の世界に誘うかのよう。
唐時代の陶磁器の中でも異彩を放つもので、唐代陶工の優れた創造性を示すもの。平たい盤の場合は容易な紋胎は、このような壺の場合は面倒。盛唐をさかのぼる紋胎は知られておらず、宋時代には磁州窯系修武窯で作られている。

参照 : CJ-021
● 時代 : 唐〜五代時代
● サイズ : 高さ 20.5cm×胴径 21.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

唐代の陶器には華やかな三彩器の他に絞胎器がある。墨流しのように見える文様は白土・赤土の2種類の異なる胎土を練り合わせて切り、偶然に生じた縞文様を利用したもの。中国で絞胎、我国では練り上げと呼ばれる手法。底裏も全て総体に深い緑色の釉が掛けられている。珍しい形状であるし、黄釉が多く緑釉は稀少。紋理が見せる抽象的な美の世界に誘うかのようである。
同墓出土、参考本掲載の緑釉絞胎長頸瓶は台湾私立美術館に売却。

参照 : CU-001
参考本 : 中国名陶展−中国2000年の精華
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