CB-069 釉裏紅龍文瓶
時代: 元時代  、 サイズ: 高さ 28cm
価格: \
景徳鎮窯。
下方に向かって大きく膨らんだ曲線の美しい玉春壷形。胴面にぐるりと珠取龍を、珠は頸部に、足爪は下端まで、筆勢は極めて力強く空間を埋め描かれる。口縁の内側には唐草繋ぎ文が装飾されている。完全な発色の難しい釉裏紅が失透気味の釉下に美しいサーモンピンク系紅色で潤んだような風合いで落ち着いた風格を持つ。陶工の意が充分達せられた佳品といえよう。青花龍文玉壷春に比べ発色の難しい釉裏紅は圧倒的に稀少。元時代〜明初にかけての空間を大きく取る特徴で表現されている。近時景徳鎮郊外墓出土品。







← 元〜明の染付・釉裏紅 のページへ戻る