中国玉器の魅力はとても深いものが有り、いったんとりことなると深く引き込まれる世界です。

中国では玉を美しく珍しい貴重なものと感じる気持ちは古代から現代に至るまで続いており(※1)、古来より玉は中国人にとって黄金や宝石よりも貴重な石として神聖視されてきたのです。

神秘性が生命力・権力のシンボルとなり悪霊を祓う呪力のあるものとされてきました。

 

新石器時代に始まり、清朝まで実用器など多様な造型が生み出されておりその魅力は尽きないものがあります。

まさに中国文化の代表といっていいわけです。それぞれの時代の玉器を今後展示・紹介していきたいと思います。

 

 

 

※1
中国人には「黄金有価玉無価」(黄金は価値はあるが、玉には価値がない)という言葉が語り継がれています。
この場合の「価」は表面的な意味の「価格」ではなくもっと重要な意味の価値、つまり「無価」(価値がない)とは「価値がつけられない宝」の意味なのです。

戦国時代有名な「完璧帰趙」の話。玉壁を15の城と交換したいとの条件を出したという故事からも、どれほどの価値が有ったかということが窺い知れます。