WS-167 菩薩半跏像石彫
時代: 東魏時代  、 サイズ:高さ 38cm×横 16cm×奥行 13cm
価格: \
榻(腰掛けの一種)に坐り右足先を左膝に乗せた、いわゆる半跏像。伏し目かげんで瞑目するかのような静かな表情をたたえている。当初全面に施された彩色は幾分剥落しているが、裳・光背・冠の朱色・榻の空色・黄色・光背蓮弁・装飾物の緑色・肌の金彩などが残存している。右頬に右手指が添えられた思惟形。近年、類例が少なからず知られるようになった山東地域における半跏の遺例であり、工人の卓越した技量をうかがわせる。小品である為、幸いなことにほぼ無傷(足指先1ヶ所破損)で発掘されている。

我国では京都・広隆寺の「弥勒菩薩」と考えられている木彫の半跏像が飛鳥時代の作品として知られ、朝鮮時代を経て日本に様式伝播していることが明確である。代表的なものだけで近年(1994〜1996年)山東半島西北部に位置する青州市の龍興寺址からは1400点余りの仏像・断片が見つかっており、南北朝後半期の山東地域の仏教興隆の様が偲ばれる。当時のこの地域の石仏は鮮明な色彩でおおわれていたことも知れるのは大きな発見であった。







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