WS-024 飛天像浮石彫
時代: 北斉時代  、 サイズ: 高さ 33cm×横 25cm
価格: \
山東省、青州産。大型の本尊の頂上部を飾った光背の左上方の一部。体を大きく反らせ、両手で宝塔を捧げ持つ天女の姿は裳裾を翻し、頭の周囲に衣装の一部が光背のように輪を作って躍動感にあふれている。
浮彫の線も力強く丸みを強くして高く浮き上がらせている。顔の表情も穏やかで、品格有り破損の無い事が嬉しい。顔・腕・胸は金彩、腰衣衣裳青色、宝塔は朱色・青色。地は朱色が厚く方々に残り、製作時の鮮烈な色彩が時代の風雪により味わい深い色合いとなっている(水を吹きかけると当時の彩色が鮮やかに再現される)。仏教美術の魅力は無垢の祈りの思いが鑑る人にも自ずと伝わることであろうが、石の持つ存在・重量感と重なり、心に響くものがある。

山東省青州の石仏は極めて石質が堅い上に、彫刻刃物の良質さと、工人の技術の素晴らしさによって、他の席長仏にない鋭い切込みとなり一段と魅力を増している。本来は左右に4体づつ飛天がいる後背頂上部断片。頂上部に宝塔が有る後背は極めて少なく貴重な品と言える。
1996年龍興寺窟蔵出土の石仏発見は中国石彫仏教史の歴史を一転させたが、北魏から北斉期における石仏にはほぼ間違いなく、鮮明な色彩でおおわれていた事を証明した事実は特に大きい。






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