時代: 南宋時代 、 サイズ: 金〜元時代(12〜13世紀) |
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磁州窯。
黒釉掻落しと呼ばれる典型作。鉄を含んで黒く発色する釉を全面に被せ、掻き落して文様を黒く浮き上がらせたもの。
掻き落す技法に関しては、北宋以来の白地掻落しや白地黒掻落しと同じ。ただ、それらが掻き落してから無色透明の上釉で覆うのに対し、こちらはそのまま焼成する。したがって、掻き落された地の部分は素地面が無釉の状態で露呈される。金の末頃から出てくる技法で、山西方面で作られたといわれている。胴が大きく膨らむ豊かな形姿をしている。
参照 : CM-066 |
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