CC-263 青磁龍柄天鶏壺
時代: 隋時代(AD581〜618) 、サイズ:高さ 39.5cm×横 22cm×奥行 18cm
価格: \
越州窯。
6〜7世紀頃の天鶏壺の優品。天鶏壺としては大型の部類に属す。鶏の頭は写実的で大型。嘴には小さな孔が開けられ注口となり、実用への配慮がうかがわれる。連結2本線で延び、3ヶの鋲が貼花された把手は、龍が瓶中を覗く形状で口縁を噛む。前後肩部にはU字型鋲止めが飾られる。長頸首には2本の突状帯が施され、肩部には2本の細線が刻されアクセントとしている。鶏首の羽毛線・龍頭の鬣線も丁寧に刻まれる。西晋・東晋時代(4世紀)江南で多く造られた小型鶏頭壺(参照:CC-222)は南北朝に入るとさらに大型化、江南だけでなく華北でも見られるようになった。全面均一滑らかに流れた釉も美しい。白磁同形品がAD608年李静訓墓から出土している。
香港著名収蔵家より懇願入手。

参照 : CW-058








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