鴨形で鴨の尾が一輪の花弁になり、頸をめぐらせて、嘴で花弁を銜えている。型で作った左右を接合したもので、両翼の羽根の文様が明瞭で、胴部の羽毛は魚子状の細かい乳釘文で表現されている。黄・緑釉を掛ける。 獣の頭が器物の造形となるのは、当時のペルシャ金銀器の影響を受けている。 参照:唐三彩展−洛陽の夢