CS-171 三彩馬
時代: 唐時代(8世紀) 、サイズ: 高さ 53cm×横 54cm×20cm
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馬体に褐色の釉をかけて、鹿毛の馬を表わしている。杏葉と呼ぶ飾りを下げた馬絡をまわし、鬣は短く刈り、鞍の上には更に鞍覆いをかけてある。唐時代はシルクロードを経由した西アジアとの交流により良質な馬が中国にもたらされ、王侯貴族の乗り物として重視されていた為、墳墓に埋葬する明器としても多数の馬が作られた。西アジア産の駿馬の姿。生前の生活を地下に再現する如く、貴紳の墳墓を華麗に飾った唐三彩の代表的作例。鬣は額の上で八方に分けたほかは短く刈り込み、頭の左側の一個所だけ刈り残して一房置いている。これは乗降の時の握りにするため。
李白が「五稜の年少金市の東、銀鞍白馬春風を渡る・・・・」 「銀鞍白鼻のか、緑地障泥の錦・・・」と詠った馬姿を彷彿とさせるものがある。








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