CS-160 三彩鴨形容器
時代: 唐時代 、サイズ: 高さ 26.5cm×横 33cm×奥行 18cm
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鴨の形に作った容器の背上には口が開けられ、羽毛部は浮彫で線刻。頸部は粒状とする体表は褐釉を主体とし、白・緑釉が装飾掛けされ、内面には黄釉が施されている。
唐三彩は今世紀初頭、洛陽の鉄道線路工事にぶつかった墓から偶然発見されるまで、その存在さえ知られていなかった「幻の陶器」である。それまで発見されなかったのは、作られた年代が7世紀の終わりからおよそ100年と非常に限られた期間でその後ぱったり作られなくなってしまったからでもある。洛陽で掘り出された唐三彩を北京の骨董外で偶然見つけて買い求めた清王朝に仕える大学者羅振玉は当時の記録に「世界の誰も手にしていない文物を手に入れたのだ」とその興奮を綴っている。
90年代西安公害貴族墓出土。香港著名収蔵家旧蔵。
中国統一帝国が出現した秦漢から隋唐に至るまで、1000年以上例外的な時期を除き、国都といえば長安(西安)か洛陽に定まっており、近辺からの遺物出土はいまだ数知れない。唐朝の世に居るような駘蕩とした気分が漂う作品。
出光美術館に類品が知られる。

参照本 : 花鳥の美−珠玉の日本・東洋美術
  クリスティズ 1997/5 ニューヨーク









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