銀製の合子を写した香や薬・化粧品などの容器。蓋から身にかけて十字文白抜き藍・茶釉を施し、連続白色丸点を。間には花芯を茶釉で施した梅花を緑釉上に装飾する華麗な作品。
染織の蝋けつ染技法を応用しており、西方伝来のエキゾティシズムが漂い、盛唐期の華やかさと美しさに満ち、当時の人たちにとっても画期的であったと思われる。彩釉の鮮やかな発色が印象的であり、合子には実に美しい三彩作品が多い。
本品のような大型品は単独であり、3cmほどの品は組子であったろう。「陶説」には「合中の小合子は義子という」、又香合に限ったわけでないであろうが、はっきりと香合といっている。
参照 : CS-100 、 CS-099 、 CS-090 |