CJ-095 白釉掻落牡丹唐草文瓶
時代: 北宋時代(12世紀後半)  、 サイズ: 高さ 23.5cm×胴径 10.7cm
価格: \
磁州窯。
磁州窯は最初、白化粧を掻落し、素地肌と白泥との対比で文様を表わし、透明釉で上から押さえるという技法で絵付けを開始した。初期の力強いデザイン。深い彫り込み・大胆豪快な文様としている一方、自由さと雅致があり、楽しみが持てる作品。白い部分は艶やかで焼き成りも良い。
磁州地域は陶土と石炭の鉱脈が豊富で、石炭窯で大量の陶器が焼造された。又、その技術は華北地方一帯に広がり、契丹族の遼の窯でも焼かれるなど、磁州窯系とも呼ばれる窯の拡がりを見せている。

参照 : CJ-068







← 磁州窯のページへ戻る