磁州窯。
胴全面に大柄な牡丹唐草文を丹念に描く。続に絵高麗と呼んでいる品。卵殻色の陶胎にずっぽりと白化粧を施し、その絵に鉄絵具で黒く文様を描き、透明性の白釉を薄くかけて焼いたもの。筆の腹を使って、つけたて風に花弁や葉を描き生気溢れる見事な意匠といえよう。
類品は東京富士美術館蔵品が重要美術品。横河博士贈の東京国立博物館蔵品。横光利一氏遺愛品等が知られる。当時の画中、侍童や家僕が天秤棒の後に食籠、前の編籠に入れて運ぶのはこんな形の酒瓶である。種々の装飾の工夫を生み出すのは磁州窯の特技であった。
2007年7月、京都の古裂会に類品が出品。「なんでも鑑定団」の鑑定価は500万円であったが、¥3,015,000- で落札されている。
参照本 : 2007年 古裂会入札 |