CJ-030 白地黒掻落し牡丹文皿
時代: 北宋時代  、 サイズ: 高さ 3cm×径 14cm
価格: \
磁州窯。
白化粧をやや厚く掛け、鉄絵具を全体に薄く施している。文様部分に勢いよく輪郭線を彫り込み、文様の地の部分となる鉄絵具を箆で削り落としている。流れるような素早いタッチの削り方によって、牡丹は躍動感のある力強い表現が見られる。「白地黒掻落し」は瓶・枕などに名品が多く知られるが、不思議にも皿は極めて稀少。漆黒と白の諧調が美しく珠玉の中国陶磁といえよう。
高台内、四角枠内に「磁州安氏」の押印が有りこれも珍品。(枕には「張家造」の印がある品がずいぶん多く、張という家で作ったものと知られている。)香港著名収蔵家旧蔵品。







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