CJ-023 紅雀釉刻花紋大皿
時代: 元時代  、 サイズ: 径 36.5cm × 高さ 7cm
価格: \
磁州窯系。
内面周縁を花弁状に窓をあけた構成を芙蓉の花に見立てて、俗に芙蓉手と呼び染付け大皿において万暦年間頃から作られ始めたと言われているが、本品の図柄構成はその先駆けと言える。
中心部に蓮弁文。周囲は枠内に芙蓉を。慣れ勢いある片切彫で、裏面も剣先蓮弁文を刻す。日本初期、伊万里においても評 価され愛好家も多い薄瑠璃(淡青)釉が魅力的であり大皿の持つ迫力もある印象 的な品。元の上京・大都では従来緑色の瓦で葺いていた王宮、社寺の屋根を青い翡翠釉の瓦で葺くようになったと文献に記録されており、さぞ見事な美しさであった事であろう。





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