ケツは耳飾り。今から7000年前の時代と考えられる。浙江省杭州湾南岸の寧紹平原に広がる河姆渡文化の遺跡から、管・珠・コウなどと共に発見されている。その中でもコウとケツは極めて特色の有る種類の玉飾で、のちの時代に広範に流行することとなる。肉厚な青玉製で局部白波状・白濁化。耳朶に挟むのに都合いいよううに切れ目は波型に入れられている。当時、耳飾をつける習慣があったことは出土玉人からも知られる。
今も盛んな中国の玉彫り工芸の原点の作品として貴重資料。日本の新石器時代墓からも王ケツ、及び石製・金属製のケツは発見されており、その形や用途は中国と同じであり、中国の東南海岸から日本に伝えられたと見られており、このあたりの関係が日中両国の考古学会でも大きな関心を集めている。輪の欠けた部分から耳に通しぶら下げた(使用イメージ)。
参照 : GK-611 |