CW-288 白磁刻花魚文輪花碗
時代:北宋時代(11~12世紀) 、サイズ:高さ 6cm×径 14.5cm
価格: \

定窯。
内面中央には刻花双魚文が生き生きと装飾される葵花口碗。茶方寸法の定窯碗は稀少。
定窯の作品は流麗な刻花文が盛んになる11世紀後半頃から立体的な瓶や壺といった形がほとんどなくなり、鉢・碗・皿の類となる。蓮池水禽・魚文は定窯の得意とするテーマで、水波の櫛目文がいかにも涼しげである。こうした輪花碗は、花弁の数は異なるものの早くは盛唐の越窯をはじめ、北宋の耀州窯・汝窯・そして高麗の青磁などにも見られ、その祖形は金属器にある。

参照:定州花瓷ー院蔵定窯系白瓷特展









← 白磁 のページへ戻る