CW-266 白磁印花鹿文盤
時代: 金時代 、サイズ:高さ 2.8cm×径 24.5cm
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定窯。
花唐草の中に双鹿が装飾される。細部に至るまで丁寧に表され、秀麗の一語に尽きる。
鋭利で金属的な造型ではあるが、全体にクリーム色を帯びて暖かい印象を与える。特に金代定窯の物は「繍花」と呼ばれるにふさわしく、文様が繊細・秀麗なことで知られ愛でられる。
景徳鎮で生産された定窯は 釉 の色が白つぽいことから粉定とも言われる。定窯には白色の他、柿色の紅定・紫色の紫定・黒色の黒定などがあり、装飾方法には刻花と印花とが有る。

定窯は1941年に小山富士夫により発見された。唐代後期にそれまで隆盛をきわめたケイ窯が衰退して行くなかで、ケイ窯北方の定窯が勃興し北宋代に発展し元代まで白磁を焼き続けた。







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