堂々として荘厳な器形。青銅の食器と酒器は、いずれも儀礼の場面での重要な礼器で、用途も明確に分かれていた。火にかけて祭祀の際の最も重要な捧げものである動物の肉や穀類を煮るためのもので、茅が蓋代わりに用いられた。鼎に盛られる肉は主に牛・羊・猪などであった。実用の炊事用具のため、器内に銘文は無い。
陶器では新石器時代に出現しており、銅器では商中期から漢代まで継続して製作された。西周後期からは大小の異なる複数個を一組とする列鼎も出現した。
胴体が長方形の四足の方鼎は商後期から西周後期まで製作された。現在知られている超特大の鼎には、方鼎が極めて多い。三本の脚は一本では立たないものが、三本が結束することで安定するということのひとつの譬え。
参照 : DK-416 |