外折した幅広の口唇部、袋足が付く。足上部には突稜を挟んで相向かう獣面が飾られる。形は鼎と鬲の中間に当たる。青銅鬲の形式は陶鬲から発展してきたもので、商代の墓葬において副葬される鬲は大変少ない。西周中期以降に至っては鬲は盛行し、鼎と一緒に出土する。しかも暫々組を成しており、一組の鬲の形態・大きさ・文様とも基本的に同じ。 用途は肉類を煮たり、穀物を調理したりするのに用いられた。漆黒の銅地である。殷王朝を倒し、西周時代300年間の都が置かれていた西安郊外墓からの出土。 参照 : DK-338