虎が体を抱え蹲る姿を円形に纏めた一鋳の袖鎮(墓鎮)。西方の「動物意匠」に学んだ写実といえよう。内型を用いない鋳造で重い。元来四点一組とされ、敷物などの角を押さえた。当時は床に座る文化で、床に敷物を敷いてその上に座ったいたことがわかる。 厚い鍍金・精緻な造形は漢代金工の魅力であり、発掘された品が文人の書鎮として愛された。こうした古器物愛玩も文人の大きな楽しみであり、また嗜みでもあった。 参照 : DK-001 、 DK-392