片方の長袖を腰から後へ回し、裾を円形に広げて立つ姿の女人を鈕とする。頭上には下げ環が一体で形成されており、まさに佩帯したと知れる。
目鼻・衣紋の鏨刻は鋭く厚い鍍金が施される。鼻・瓦・亀・壇鈕が中国古璽印鈕には多いが、辟邪・駝・馬・魚・蛇を始め塔鈕など稀少な鈕もあり、本品の如く人物鈕は類品を見ない。秦による統一以前「文字は形を異にし」ており「馬」の字を例にとっても各国で書き方が異なった。秦による統一後、「小篆」が統一された法定の文字となった。印面は「日利」。
参照 : DK-220 、 DK-192 、 GK-139 |