青銅製の小型円鏡。鏡面は本来は磨かれ銀色ないし金色に光っていたのであろうが、現在は鈍い灰色を呈している。背面には全面に漆が塗られている。まず黒漆を塗り、その上に朱漆で流麗に鳥文を描いている。鳥は鈕の周囲を回るように描かれ、幽遠な世界を表わす。当時発達を極めた優美なデザインを鏡に応用した戦国期らしい作品。 参照 : DK-233