鼻鈕。印というものがいつ頃から作られ使われたかということは、未だ明らかにされていないが、遺品によって確認できるのは戦国時代以後。紙が発明されるまでは、もっぱら封泥に印するために作られたもの。戦国時代の印は、漢代以降のものに比べ小さいが、文字の彫りが深く、筆画の肥痩がない。その均質の筆画と青銅器の鋳出しの文様のような角の取れた力強さが後世の刻字にはない固有の味わいとなって古印収集家を魅力する。私印。