DK-260 青銅金具
時代: 後漢時代 、サイズ:高さ 4.5cm×横 18.3cm×厚み 0.5cm
価格: \

始皇帝の命を狙った最も有名な刺客は荊軻であるが(「史記」刺客列伝にその事件の顛末が載っている)、この事件を題材にしている。荊軻は秦王政が賞金をかけて捜索していた秦の亡命将軍の首と、燕の領土のうち肥沃な土地の地図を手土産に秦に乗り込んでいく。秦王をとらえ匕首を突きつけるが、間一髪で秦王は身をかわす情景を型押しで表現している。荊軻・秦王・秦威咸陽の文字が刻され、秦王を襲う荊軻・逃げ惑う秦王・怯える秦舞陽や亡命将軍の首・柱に刺さった匕首などが肉厚に表現されている。この事件はなかば伝説化して広く伝わり、後漢の墓から発見された画像石にもこの事件を題材にしたものが見られる。 裏に止め具は無いので、バックルではなく装飾金具としての要であろう。
この暗殺事件は燕国の滅亡を早めたが荊軻は義士の代表的人物としてその後もずつと人々の間に伝わり賞賛され続けている。







← 銅製品のページへ戻る