DK-250 兵士獲捕虜銅金具飾
時代: 漢時代 、サイズ:高さ 9cm×横 14cm
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四川省昆明を中心として栄えた填国独特の貴族が衣服に付けた飾金具。填族の兵士が出征後、勝利を得て帰還した場面が表現されている。二人の兵士は分捕ってきた戦利品である牛一頭・羊2等・荒縄で縛られ子供を背負った女性一人を引き連れている。前後を行く兵士は、髪を弁髪に結った首級を手に提げている。下には首を切られた男性の体が横たわり、蛇が絡んでいる。薄板上に極めて細微な抜けのよさで製作されている。自在な蝋の応用と造形は漢民族文化にはなく、南方・インドの影響と考えられている。雲南省博物館には鍍金製同品が蔵される。裏面には止めフックが付く。蛇は大地の象徴と考えられている。
紀元前109年、漢の武帝の時代、填王は漢の中央政府の圧力のもと帰順し、金印「填王之印」を受けた。填族の青銅器には暫々捕虜が表現されているが、奴隷の多くは昆明人である。昆明人とよく戦争をし、昆明人の特徴は長髪を弁髪に結うことであった。水牛は填国の人にとって大切な財産であり、貯貝器・ボタン飾り等にも多く登場、神聖な生物であった。北方匈奴オルドス銅器に比べ、一般的に銅質は悪く、抜けの幾分甘いのが填国銅器の特徴であるが、本品の作行きは見事といえる出来映えを示している。

参照 : DK-189DK-066DK-064







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